概要

レバテック調査により、2026年卒のエンジニア採用市場で顕著な人材不足が明らかになった。初任給400万円超えが提示されるなど待遇向上が進む一方で、約25%の企業が採用目標に届かない見込みとなっており、給与上昇だけでは採用課題が解決していない実態が浮き彫りになっている。

背景と文脈

本調査は、デジタル人材の需給ギャップが深刻化するなかで実施されたもの。AI技術の急速な発展、DX推進による需要増に対し、供給側(エンジニア数)の成長が追いついていない構造的問題が背景にある。企業各社が初任給引き上げや既存社員待遇改善に踏み切っているにもかかわらず、採用目標達成率が75%に留まるという点は、採用難がスキル・経験値の不足や地理的集中、企業の採用体制の問題など、複合的な要因で発生していることを示唆している。

今後の展望

今後、企業は給与競争だけでなく、キャリア開発機会、技術的チャレンジ性、柔軟な勤務環境など、待遇の多面的な差別化を進める可能性がある。エンジニア側にとっては、こうした買い手市場の拡大に伴い、交渉力が一時的に強化される環境と見られるが、同時に企業の選別眼も厳しくなると予想される。給与上昇が継続するかどうかは、経済状況やAI等の自動化技術による需要変化に左右される可能性がある点に注意が必要。


原文リンク: 初任給400万円超えが当たり前でも4社に1社が失敗するワケ